締め切りが9月17日(月）に延期になりました。皆様の積極的なご投稿をお願いいたします。

電子情報通信学会　和文論文誌(D-II)
「情報論的学習理論」特集号

（平成１４年４月号）

論文募集

　情報理論や統計学の分野では，従来よりユニバーサル符号化や統計的モデル選択など，未知の情報源の出力系列から情報源モデルを推測するための方法論が発展しており，人工知能の一分野である機械学習の基礎となっています．近年では，Support vector machine, Boosting, Graphical Model 等といった機械学習における新しい概念が情報理論や統計学に逆に新しい刺激を与えています．また，これらの効率的な学習のアルゴリズムをめぐって統計力学や計算理論とも交流が進んでいます．情報論的学習理論はこのような機械学習を通じて，情報理論，統計学，統計物理学，計算機科学が交流する場であり，その応用分野はデータマイニングや知識発見，自然言語処理，画像処理，パタン情報処理，生体情報処理などに広く拡大しています．本企画では，これらの関連研究分野の最前線の論文を募集し，相互刺激による「学習」研究の更なる発展を目的としています．本特集号は平成14年4月号発行予定です．多数の方々の積極的な投稿を期待しています．
　尚，我が国におけるこの分野の関連会議「情報論的学習理論ワークショップ：IBIS(Information-Based Induction Sciences)」が３年前より毎年開催されるようになり，2001年夏にも開催を予定しています．上記企画はこのIBIS2001で発表された優れた論文を掲載する特集号でもあります．IBIS2001へ参加される方々からの投稿を歓迎します．

１．対象分野

• 知識情報処理における統計的推測の理論（モデル選択理論，予測理論，ベイズ推定，ユニバーサル符号化 等）
• 統計的知識情報処理における計算の理論（計算量統計学，Markov chain Monte Carlo法，平均場近似法，等の効率的計算法 等）
• 統計的知識情報処理の表現系と学習アルゴリズム（Graphical models, ベイジアンネットワーク，ニューラルネットワーク, カーネル法 等)
• 複雑さの理論と学習（確率的コンプレキシティ，Kolmogorovコンプレキシティ，ミニマックス解析 等）
• 情報論的学習理論の応用分野（パターン認識，音声処理，画像処理，自然言語処理，生体情報処理，データマイニング，テキストマイニング 等）

２．投稿要領

• 論文の執筆要領は，通常の投稿論文と同一です．「投稿のしおり」は下記のURLで閲覧できます．
  　http://www.ieice.or.jp/jpn/shiori/mokuji_d.html
  
• 論文原稿の表紙と，論文送付時の封筒に「情報論的学習理論特集号」と朱記してください．
• 採録論文数が多い場合には，一般論文として掲載する場合があります．

３．投稿締め切り日
平成１３年9月19日

４．原稿送付先
電子情報通信学会出版事業部　ソサイエティ誌出版課
〒105-0011 港区芝公園3-6-22 ジェーシービル内

５．問合せ先
上田修功（Naonori Ueda)
NTTコミュニケーション科学基礎研究所
〒631-0237 京都府相楽郡精華町光台2-4
Tel. [電話番号削除]
Fax. [FAX番号削除]
E-mail. [メールアドレス削除]

６．特別編集委員会
編集委員長：　上田修功（NTT）
編集幹事：　村田 昇（早大）
編集委員（50音順）：　麻生英樹（電総研）， 樺島祥介（東工大），鈴木 譲（阪大），田中和之（東北大），福水健次（統数研），村松 純（NTT），山西健司（NEC）， 李 航（NEC）

以上